2回目のデートは夜ごはんに行くことにした。
Kちゃんは、お肉が好きだと言っていた。
JR京都駅から徒歩でいけるぐらいのお店を探した。
食べログを見ているといい感じの個室の焼肉屋さんがあった。
下調べは念には念をと思い、平日の夜、仕事から帰り、ご飯を食べて、車を飛ばし、そのお店を見に行った。やはり、写真で見るのと実際見るのとではだいぶ違ってたりする。
内観の雰囲気はいいか、清潔感はあるか、予約するのを口実に店内に入ってみた。
自分の中では合格点だったので決定した。
そして当日ー
2回目は夜のJR京都駅。また昼とは違った雰囲気だ。駅を出ると人はそれほど多くない。
京都タワーがめちゃ目立つ。ふだん見ないのでボーっと見入ってしまいそうだったが、Kちゃんに田舎者に思われそうなので、あまり見ないようにした。
焼肉屋に入ると部屋は半個室で掘りごたつになっていた。
上品なお店で肉が数枚ずつ部位ごとに出てきた。貧乏人のボクは来た肉を一気に焼きそうになったが、以前先輩から焼肉は食べる分だけ焼くのだと、接待焼肉を教えてもらった。
ちょっと上品に肉を焼きながら、会話も途切れとぎれで、店内も静かでわりとゆったりとした時間が流れた。
ボクはペラペラしゃべる方ではないので、沈黙の時間があっても自然にいられる相手がいいなと思っていた。Kちゃんもそれほどおしゃべりではなかった。
その空気感をKちゃんはどう思っていたのかはわからない。
可もなく不可もなく、Kちゃんもそれほど嫌な感じをしている様でもなく、焼肉ディナーは終わった。
おいしかったかどうかはあまり覚えていない。
駅まで夜の街を女性と2人歩くのはドラマのワンシーンのようだった。(誇張されたイメージ)
東京タワーじゃなく、京都タワーが輝いていた。
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